伊勢で土器を見る [考古学]
やっと、体調も徐々にですが戻りつつあります。
先日は、三重県埋文センターで調査された西肥留(にしひる)遺跡
の土器を見学。土器以外にも鉄器や銅鏃も見ました。東海地方特有の
多孔銅鏃も遺存状態は悪いのですが出土しています。共伴遺物からみて
後期後半のようです。
遺跡自体は環濠集落で、環濠、竪穴住居、方形周溝墓などが見つかっています。
遺跡の存続時期は弥生後期から中世まであるようです。
報告書は今年度中刊行とのことです。
甕は,S字がいっぱいで、伊勢だなあという事を感じつつ。
そして、
写真は、西肥留遺跡にほど近い前田町屋遺跡から出土した伊勢型二重口縁壺
中型品と小型品。ちょっとピンぼけしてます。
方形周溝墓出土で、中型品は底部穿孔(焼成後)品です。
西肥留遺跡からは大型品が出土しています。時期はやや下るようで、写真のような
シャープな口縁の段の感じではないのですが・・・。
2007-06-25 14:16
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